通信大学時代の教材の整理をしていて、たまたま目に止まった
言葉。
宮沢賢治の文章です。
宮沢賢治が考える先生のあるべき姿勢が分かります。
因みに宮沢賢治は盛岡高等農林学校を卒業し、
郷里の農学校の教師を務める。
後に農業技士農業指導者として東北地方の農民のために働き、
38歳の若さで亡くなった。
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「私が先生になった時」 宮沢賢治
私が先生になったとき
自分が真理から目をそむけて
本当のことが語れるか
私が先生になったとき
自分が未来から目をそむけて
子どもたちに明日のことが語れるか
私が先生になったとき
自分が理想を持たないで
子どもたちにどうして夢が語れるか
私が先生になったとき
自分に誇りを持たないで
子どもたちに胸をはれと言えるか
私が先生になったとき
自分がスクラムの外にいて
子どもたちに仲良くしろと言えるか
私が先生になったとき
自分の闘いから目をそむけて
どうして子どもたちに勇気を持てと言えるか




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